L6 HEAD ver.JP

HEAD Detail

• Aluminum casting material

  進化した鋳造材料

  ノーマルヘッドの材料分析を行った上で、より高い強度と耐久性を求めAC4CHを採用しT6熱処理を施しました。
  

  

• Port Design

  ポートデザイン

  フローテスターを駆使した上で理想のポート口径および形状を新たにデザイン。ノーマルと比較し圧倒的な吸排気効率を実現しています。また大幅に拡大されたポート口径に対しても十分な壁厚マージンを確保する事で、ウォータージャケット間での貫通トラブル等の心配もありません。

  

  

• Port margin

  ポートマージン

  ノーマルと比較し大口径ポートを形成しながらウォータージャケットまでのマージン厚をIN 3.5mm / EX 3mm 確保しトラブルに対する信頼性を向上させています。
  （※次の部分のみマージン厚が異なる　INスプリングシート下/ 約2.5mm、ヘッドボルト部/ 約1.7mm）

  

  

• Sand 3D printed mold

  鋳造時のポート形成に使用する中子には3Dプリンターを用いて目の揃った鋳造肌や高い寸法精度を実現しています。

  

  

• Water Jacket design

  最新の解析により理想のウォータージャケットデザインを実現。砂型3Dプリンターにより成型された中子を使用する事で、型ずれ等で起こる水路形成不良の発生もありません。それにより各気筒間を効率よく均一に冷却する事を可能としました。

  

  

• Valve seat cut

  バルブガイド内径切削とシートカットを同時に行う同軸シートカット工法を採用する事で、バルブ/ シート間における密着精度の大幅な向上と、バルブセット長を精密に揃える事が可能となり、同時に燃焼室容積の均一化も実現しています。
  

  

  

• Combustion chamber design

  ハート型の燃焼室は、吸排気の流れと燃焼速度を促進するように設計されています。
  更に燃焼室の溶接や再成形を必要とせず高圧縮化を実現する事で、加工工程が簡素化されるだけでなく溶接による熱歪みリスクからも解放されます。
  

  

  

• Combustion chamber finishing

  燃焼室は最新5軸CNC加工により成型され、気筒間での形状及び燃焼室容積が正確に揃っています。
  

  

• Valve seat ring

  シートリング圧入溝からウォータージャケットまでの肉厚マージンを確保する事で、支持剛性を向上させ、リング脱落等のリスクを大幅に軽減しています。